• 水しぎ

    住田町世田米地区に伝わる伝統行事。宿場町だった世田米地区で小火が起きた際、軒下を寝ぐらにしていた物乞いが、鍋釡をたたいて一大事を知らせたという逸話が由来となっており、江戸時代末期より、防火や家内安全を祈る火伏せ祭りとして続けられてる。
    顔にスミを塗ったり道化の化粧をしたりした住民らが、ブリキの空き缶を打ち鳴らし、大黒舞を踊りながら町内を練り歩く行事。町内の愛宕地区では、古来より火の神をまつる日とされる1月24日に行われている。

水しぎ

住田町世田米地区に伝わる伝統行事。宿場町だった世田米地区で小火が起きた際、軒下を寝ぐらにしていた物乞いが、鍋釡をたたいて一大事を知らせたという逸話が由来となっており、江戸時代末期より、防火や家内安全を祈る火伏せ祭りとして続けられてる。
顔にスミを塗ったり道化の化粧をしたりした住民らが、ブリキの空き缶を打ち鳴らし、大黒舞を踊りながら町内を練り歩く行事。町内の愛宕地区では、古来より火の神をまつる日とされる1月24日に行われている。

岩手県気仙郡住田町

新幹線の水沢江刺駅を降りて国道397号線を東に向かい、宮沢賢治が愛した種山ヶ原の峠を越えると山間のまち。かつて岩手の内陸と三陸沿岸を結ぶ宿場町として栄えていたこの町には、豊かな自然の中で、独特の伝統文化が息づいている。
現在、岩手県で最も過疎化が進行する地域のひとつとなっているが、東日本大震災後、まちの魅力を発見した人々が通い、移住するなど、じわじわとそのファンを増やしている。